3月25日に福島からスタートした聖火は、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重、和歌山、奈良、大阪から四国の徳島、香川、高知、愛媛とまわり、九州の大分、宮崎、鹿児島から沖縄まで南下をした後、再び九州に戻り、熊本、長崎、佐賀、福岡を通って、本州の山口、島根、広島、岡山、鳥取、兵庫、京都、滋賀を経て、北陸の福井、石川、富山から、新潟、山形、秋田、青森を通過し、北海道まで北上した後、東日本大震災の被災地、岩手、宮城を周り、そして静岡から山梨、神奈川、千葉、茨城へと引き継がれた。
コロナ禍で、多くの地域で公道での聖火リレーが中止になり、代わりに公園等での聖火リレーやセレモニーになって、聖火は、日本全国をつないできた。
この茨城は、公道での聖火リレーが2日間にわたり行われた。雨にも負けず、聖火ランナー達は、それぞれの思いを胸に、元気に笑顔で聖火を繋いでくれた。
その様子は、以下のリンクでご覧になれる。
鹿嶋の地で仲間と聖火つないだジーコさん「アスリートとして最後の仕事を完結できた」 茨城県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)
全盲の津軽三味線演奏家「自分発揮するには積み重ね大事」 茨城県2日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)
2日目に聖火ランナーとして宇宙飛行士の野口聡一さんが走った。丁度、その後、野口聡一宇宙飛行士のインタビュー番組を見る機会があった。
コロナ禍での皆さんにどんなメッセージを投げかけますかと問われた野口さんの言葉は次のようなものだった。
「私達、宇宙飛行士は、宇宙空間で、常に隔離された状態が普通です。
食べたい物も食べられない、会いたい家族とも会えない、そんな時、何をしているか。
窓から、美しい景色、美しい地球を見ています。そして、その美しいものを皆と共有したいと思います。」
宇宙での生活、それも人類がどうなるか分からなかった船外活動という未知への挑戦を何度も経験された野口宇宙飛行士。極限状態を知っている方の一言は、とても重いものでした。(物理的には、宇宙は重力がないので、軽いはずですが…笑)
コロナ禍での東京オリンピック・パラリンピック。
何だかスッキリしないお天気そのものですが、
野口さんの言葉のように、
私も、「美しいもの」、特に、「美しい心」を皆様と共有したいと思っております。
七夕から一夜明けて
鈴木くにこ
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