福島、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重、和歌山、奈良、大阪、そして徳島、香川、高知、愛媛ときて、九州は大分、宮崎、鹿児島と渡った後、沖縄に行った聖火は、再び九州に戻り、熊本の後、長崎に着いた。
長崎には、5月7日に到着した東京五輪の聖火の他、もう一つ聖火がある。それは、特別にギリシャ政府から贈られた平和のための「聖火」である。長崎を人類最後の原爆投下の地として、二度と原爆が投下されないようにとの願いから贈られたものである。それは、今でも燃え続けている。
以下のサイトでご覧頂ける通り、5月7日、75年前の被爆者の方が聖火を繋いだ。命の大切さを、人の心の有難さを、日々痛感して生きていらした方だろう。コロナ禍でも生き延びる、そんな勇気と、元気と明るさ、強さを頂いた気がした。
聖火を一筋の希望の光としてつなぐ、大変な時だからこそ、重みを感じる。
5歳で被爆、生きてきた喜びを胸に走る 長崎県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)
「被爆者の祖父とともに平和の大切さ伝えていく」 長崎県2日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)
2020年、当初の予定では、8月9日が東京五輪の閉会式の日だった。
すなわち、長崎原爆投下の日(命日)である。
(延期になり、今年の日程では一日繰り上がり閉会式は8月8日の予定。)
上記したように、長崎にはもう一つの平和の「聖火」がある。筆者は、
その長崎の聖火と東京五輪の聖火が繋がって、重なって、もっと大きな「聖火」として、
日本から世界へ平和が発信できたら良いと、ずっと思っていた。
上に貼り付けた「長崎県2日目、聖火リレーデイリーレポート」に登場する長門さん、被爆者のおじいさんとともに、長崎原爆投下100周年(2045年)に向けて、「8月9日」の写真を世界中から集める平和運動をしているそうだ。
こういう代々にわたる活動が大切である。歴史を風化させてはならない。
人類は過ちから教訓を学ばなければいけないと思う。
祈りの長崎に思いを馳せて
令和3年皐月九日
鈴木くにこ
追伸 二〇〇九年に長崎の平和祈念式典に参列した際、地元の小学校を訪問して平和教育の現場に居合わせた。その時、学校では、毎月9日(8月9日に会わせて)を平和を考える日にしていると聞いた。ふっと気づいた。今日は、その9日、平和を考える日だった。
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