2021年5月1日土曜日

聖火、日本をつなぐ(大分)4月23日~24日

  2021年(令和3年)3月25日に福島を出発した聖火は、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重、和歌山、奈良、大阪から、徳島、香川、高知、愛媛を通過し、いよいよ九州に渡った。

 九州最初の県が大分で、4月23日~24日に県内を走り、丁度、出発から1か月となった。

 1か月で15府県を渡った聖火、47都道府県の約3分の1を走ったことになる。下記も含め、毎日の映像を見ていると、海、山、田畑、新緑等、日本の美しさ、日本人の素朴な温かさ等を感じることができる。

 純真な心の大分県の聖火ランナーの方々、幾つになっても清らかな涙も、明るい笑顔も、どれもこれも心を打つ。家族、同僚、周囲の人々への感謝、今いる人、もういない人への感謝、聞いていて気持ちよくなる言葉が多い。

天国の母に捧げ走ったスーパーボランティア 大分県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)

 コロナ禍で、最前線の医療現場にいる方々の家族の一員である阿南美和さん。41歳で準看護師になった後、諦めきれず53歳で正看護師に。立派である。

看護師ランナー「医療従事者にエールを送りたい」 大分県2日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)

 実は、筆者の友人にも、48歳で看護師になった人がいる。同窓会で会った時に、その話を聞き、驚き、尊敬の念さえ持った。まず、看護学部に入るための勉強、それから自分の子供と同じ世代の若い人達と一緒に学び、さらには就職。就職面接では、「あなたのような人を採用するメリットは?」と厳しい質問も投げられたと言う。お弁当を持って病院に勤務する毎日、高齢のお母様が支援して下さることもあるそうだ。

 さて、大分県といえば、湯布院が有名だが、温泉好きの筆者もいつか行ってみたいと思っている。それから、実は、拙著『オリンピックと日本人の心』の表紙の絵を描いて下さったイラストレータ―の宮本知子さんは、大分出身。彼女に大分に行きたいと言ったら、宇佐神宮への参拝を奨められた。何と、宇佐神宮は、全国にある約4万の八幡宮の総本宮だそうだ。

 これを書いている4月30日の2日前、たまたま筆者は、渋谷の喧騒から少し離れた金王八幡宮を参拝したばかりである。鯉のぼりが高い青空に泳いでいた。八幡宮の名前が金王というのも、金メダルを目指す五輪の選手たちの姿と重なった。

 


 

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