2021年4月22日木曜日

聖火、日本をつなぐ(愛知)4月5日~6日

  聖火は、福島、栃木、群馬、長野、岐阜を経て、愛知に渡った。

 日本列島、本州のほぼ中央に位置する名古屋がある愛知県。

 オリンピックの大スポンサーであるトヨタが作った豊田市もあれば、

東京と京都、大坂を結ぶ東海道新幹線のJR東海の本社もある。

 愛知県には、こういう日本の先端技術を誇る企業が存在すると同時に、

歴史的に、古きよきものもたくさん残っている。

 一日目のコースで通る犬山城は、室町時代(1537年)に創建され、現存する日本最古の様式の天守閣で、国宝に指定されている。名古屋から犬山までは電車で少し距離があるが、筆者は、2016年3月、名古屋に用事があった際、足を延ばして犬山城を訪れた。

 そんなに大きなお城ではないが、歴史に思いを馳せて、天守閣の上から、木曽川の流れる景色、そして城下町の景色を眺めたのを覚えている。

 その時、犬山駅からバスに乗って明治村まで行った。幼い時から、明治の建築物がそのままあるテーマ・パークがあると聞いていて一度訪れたいと思っていた所だ。広々とした敷地内で、明治時代に使用されていた洋館、病院、そして初代帝国ホテル等に入って見学し、タイム・スリップした気分だった。

 名古屋市の聖火の出発点の一つが熱田神宮だった。筆者は、2016年3月、名古屋で最初にしたことが熱田神宮への参拝だった。三種の神器の一つの剣を泰安している神宮と知り、大変な興味を持った。訪れると、太平洋戦争の末期、日本に来た米軍に接収されないように、一時、秘密裡にどこかに避難させたという話も聞いた。自然と引き込まれた本殿の裏の静かな道(後で、「こころの小径」という所と知った)を歩いて、平景清が目を治癒させたという湧き水にも遭遇した。すがすがしい空気をたくさん吸った。

「若い人と隔たりを持たないシニア世代でいたい」 愛知県1日目 東京2020オリンピック聖
火リレーデイリーレポート (tokyo2020.org)


 愛知県の聖火リレーのフィナーレは、豊田市。トヨタの本社工場を、筆者も見学したことがある。外務省では、海外研修に出発する前に、必ず、トヨタと京都御所、奈良等を研修旅行で訪れる。世界のトヨタと、日本の歴史、文化を学んで、海外に行くようにとのことなのだろう。日本人としての誇りを持って。

「人とのつながりが大事だと再認識した1年だった」 愛知県2日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (tokyo2020.org)



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