2021年4月28日水曜日

聖火、日本をつなぐ(香川)4月17日~18日

  福島、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重、和歌山、奈良、大阪のあと、四国に渡り、徳島の次に聖火が渡ったのが、香川である。

 香川と言えば、丸亀製麺やさぬきうどん等、うどんで有名だが、筆者も、一度香川県の金毘羅さんを訪れた際、まずはうどんで舌鼓を打った。

 それから参道の階段をひたすら上る。両脇にお店が並んでいるのと、階段と階段の間に踊り場があるので、785段もそんなにきつくはなかったが、結構な距離はあった。また、途中のお店にふらふら寄ってしまうと、それなりに時間がかかってしまう。本宮は立派。さすが海の神様。海にまつわる展示などもあった。

 地味な道ではあるが、奥社に通じる方に行ってみる。森林の中のハイキングのような気持ちで静かに歩いていたが、最後の方の坂がきつかった。それもそのはず、奥社までは1368段あるそうだ。厳魂神社と呼ばれる奥社は天狗で有名と言うが…と、ふっと崖の上の方を見ると天狗がいた。意外と目立たない存在だが、山の上から密の天狗の神様が見ていてくれている気がした。 

 香川県には、四国と本州を結ぶ瀬戸の大橋があるが、そのふもとも含め、数々の島が存在する。オリーブで有名な小豆島もそうだが、今回、下記のサイトでは、直島や岩黒島の聖火ランナーが紹介された。たった一人の中学生が元気に活動していたが、卒業してしまうと中学校は休校になってしまったと言う。こういう島々が過疎にならないような何らかの施策も必要な気がした。

 瀬戸内海等、海に面した映像、緑に囲まれた自然の中を走るランナー、日本の地方の美しさに感動している。それは地方の人々の心の美しさでもある気がした。純真で、素直で、ありのままで…美しい自然そのものである。

 海外に行くことの比較的多かった筆者だが、海外に行かれないコロナの時代、もっと日本の地方の美しさ、素朴さ、ありのままの日本の姿を発見したいと思った。

 そういえば、かつてフランス人の友人が、高松市に素晴らしい日本庭園があって感動したと話してくれた。私はまだそこを訪れたことがない。いつか行ってみたい。

「聖火リレーをきっかけに観光客が戻ったら最高」 香川県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (tokyo2020.org)

「学校があった時みたいに笑顔の絶えない島に」 香川県2日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (tokyo2020.org)

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