今年は、世界中の多くの人達にとって、コロナ(Covid-19)で始まり、コロナで終わる年になりそうである。
今日、大晦日に、東京では、初めて一日の感染者が1000人を超え一気に1337人となった。
国内全体でも新規感染者が過去最多の4519人。4、5月の緊急事態宣言時より状況は悪いのに、危機感は薄くなっている。
常に忘れずにいたいのが、コロナ禍でも毎日、人と触れ合い命をつないでいる医療従事者らのこと。これからの季節、コロナ感染者のみならず、心筋梗塞や脳梗塞も起こりやすく、救急で治療が必要になることも多いだろう。
新年のお祝いの中でも、そんな人達のことを忘れずに、そっと心を寄せていたい。
今年、コロナ禍で、風通しの良さが重視された。
密閉空間が良くないということで、ドアや窓を開けて換気を良くすることだ。
風通しをよくするとは、別の意味で、コミュニケーションが上手く行き、オープンで明るい人間関係が存在することを言う。
また、風力発電など、自然の力の存在も認識させられた年でもあった。
日本の歴史では、時々、「神風」が吹くが、風神(風の神様)が、今年は、色々な所で、様々なことを教えてくれた。
2月に栃木県の足利大学で講演をさせて頂いた時、理事長の牛山泉先生には、風力エネルギーについて教えて頂いた。
新国立競技場の設計に携わった隈研吾先生は、次のようなことを述べられた。
「 オリンピックが1年延期になるということは、その「
11月の秋の地域の文化蔡の書展に出した今年のお題が、偶然にも、「恵風和暢」。
来年には、恵みの風が吹いてくれるだろうか。
そして、豊田九華先生ご自身は、「強い、賢いものではなく、変化に対応できるものが生き残るのだ」とのダーウィンの言葉をお書きになった。
風の変化を感じて、それに乗る、自然にさからわない、そんなことが大事なのかもしれない。
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