2020年12月27日日曜日

外交官の書いた本から…

 今年読んだ外交官の友人が書いた2冊の本がある。


 一つは、加納雄大著『原子力外交~IAEAの街ウィーンからの視点~』(信山社)、もう一冊は、大隅洋著『日本人のためのイスラエル入門』(ちくま新書)である。

 いすれも、それそれが駐在したオーストリア、イスラエルの経験をもとに、さらに勉学を深めて書かれたものである。写真も挿入され、様々な場面を浮かべながら読み進むことができる。

 ふと、論語の一節を思い出す。

「子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。」


 お二人の書物を読めばわかるが、常に、学びて思い、思いて学ぶ、そんな繰り返しで書かれている。おそらくお二人の外交官生活もそうなのであろう。


 私も、そんな方々を見習いながら、実地を歩きながら、さらに書物や資料にあたりながら、学びて思い、思いて学ぶ、そんな姿勢を続けて行きたいと思う。

 そんな気持ちで書いた拙著も、来年に向けてお読み頂けたら有難い。

 来年は東日本大震災から10周年。そして史上初のオリンピックの延期開催。

 コロナ禍で、私達は、何を思い、何を見出すのか。

 地球を俯瞰して、考えてみたい。







0 件のコメント:

コメントを投稿