福島、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重、和歌山、奈良、大阪、そして
徳島、香川、高知、愛媛を経て、大分、宮崎、鹿児島から沖縄に渡った聖火は、
再び九州に戻り、本日、熊本県を走った。
熊本と言えば2016年の熊本大震災を思い浮かべる方が多いと思うが、熊本では昨年2020年7月の豪雨でも大きな被害を受けている。そんな事を教えてくれたのが、今日の聖火リレーである。是非、下記サイトを読んで頂きたい。
豪雨で被災した地元に希望の光を 熊本県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)
ライブ映像(再生版)を見ると、雨の中での聖火リレーの出発だった。その中でも笑顔で走るランナーたち。それも、被災地を励まそう、との気持ちがそのまま表れている。
今、コロナ禍で、コロナで被災している方、犠牲になった方もいれば、それ以外の災難で命を落としたり、職をなくしたり、家をなくしたり、家族を失ったり、色々な立場の方々が、日本中にいる。
聖火が希望の光として、皆の心をつなぎ、より良い社会が築けることを祈っている。
熊本は、オリンピックとも深い関係がある。アジア人初のオリンピック参加を果たしたマラソンの金栗四三選手は熊本出身で、明日は、その生家の前も通る予定と聞いている。
また、金栗選手の熊本での先生が、初のアジア人のIOC委員となった柔道の大家、嘉納治五郎先生だった。嘉納治五郎の妻は熊本県出身でもあった。
熊本には、震災前に一度行ったことがあるのみだが、その時、山の頂に見えた天守閣の姿はよく覚えている。今、復興途上と聞くが、明日、その地に聖火が届く。
熊本県2日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (olympics.com)
東日本大震災の時もそうだった。被災した若者、子供たちが言ったことは、政府に何か支援してほしいということではなく、自分達が何を人のためにできるか、だった。
上記の聖火ランナーの野口さんも、自らが避難生活をしながらも、災害ボランティアをする、そして今は熊本に貢献できる人になりたいと思っている。
羽生結弦選手もそうだったし、筆者が石巻市で出会った人達もそうだった。
それも、自然体でそういうことが出来る人々が、日本全土にいることが、素晴らしいと思った。見習いたい。
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