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2021年4月27日火曜日

聖火、日本をつなぐ(徳島)4月15日~16日

  福島、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重、和歌山、奈良、大阪と、本州を南西に10都道府県通った後、聖火は四国へ渡った。四国最初が、徳島県である。

 徳島県とオリンピックの関係で、一つ特筆しておきたいことがある。

 それは、長野オリンピックで小澤征爾が指揮したべートーベン第九交響曲「歓喜の歌」が日本で最初に演奏されたのが徳島県であったということである。

 それも、板東俘虜収容所という第一次世界大戦で日本が戦った相手、ドイツ兵がいた所である。捕虜といっても、その待遇は良く、ソーセージやハムの工場ができたり、第九の演奏をする楽団ができたりした。それも収容所の所長が、「たとえ敵だとしても、お互い母国のために戦った者たちであり、罪人ではない。」との考えだったからだと聞いた。

 四国と言えば、お遍路さん。八十八か所の一番が、実は、徳島県鳴門市にある霊山寺である。四国八十八か所を全て歩いた友人が、最後に再び一番に戻った時に、筆者にお札を贈って下さった。そして、辛い巡業の中でも、四国の人々の温かさに励まされ、歩くことができたと語ってくれた。彼女は言う。「きっとそういう土地柄、風土だから、板東俘虜収容所でも、ドイツ人に対して親切にできたのだろう」と。

 2019年に私たちは令和元年を迎えた。

その御代替わりの大嘗祭に欠かせないのが、服(あらたえ)」という麻の織物である。

それが徳島の山奥で作られていることを、以前、私は徳島の友人から聞いていたが、

それを栽培し紡いでいる方が、このほど、聖火ランナーでいらしたことを以下のサイドで知った。こういう文化、歴史は必ず支えなければいけないと思った。

「この歴史だけは、次世代に

引き継ぎたい」徳島県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (tokyo2020.org)


「世界と地域を結ぶ架け橋になる役割をしたい」 徳島県2日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート (tokyo2020.org)

 徳島県は、四国の中で、唯一まだ訪れたことがない県である。

 たくさん訪ねたい所があるので、いずれ機会を作りたい。

 とりあえず、鳴門産の若芽を頂きながら、夢を抱く。



トーチに見えてきた徳島県産の人参


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