2018年12月18日火曜日

クリスマスの準備

クリスマス・イブまで1週間。
やっと掃除を終えて、家のクリスマス・ツリーを飾った。
いつもは子供がしてくれるが、今年は受験生と準受験生。
静かに、一人で飾り付け。お手製のリースを一年振りに出したり、
かつてザルツブルクのクリスマス・マーケットで求めた木製の飾りを眺めたり、
昔米国大使館に勤めていた友人から頂いたホワイト・ハウスのオーナメントを取り出したり……懐かしい時間だった。
そして、そんな最中に飛び込んできたのが、イタリア人の友人からのメール:
Wishing you A Merriy Christmas!
何というタイミング。
そう言えば、12月8日、シベリウスの「樅木」(もみの木)を演奏されるピアニストの西川さんのお話を聞いた。樅木にようなは、木の妖精が宿る、生命が宿ると、人々は信じていたそうである。今でも、一年中、冬でも青々している樅木は、そう思われている。シベリウスは、フィンランド出身の作曲家。2017年の元旦、私は、そのフィンランドのヘルシンキにいた。摂氏マイナス18度で、あっと言う間に雪が積もり、昼まで暗く、午後2時には夕方の景色。そんな所でのクリスマスと樅木。キャンドルの明かりが温かさを増し、永遠の生命を象徴する樅木。シベリウスの調べが心地よい。

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